選挙の季節になりました。
私の住む京都市も、市会と府会の選挙があって、堀川通には毎日多くの街宣車が行き交います。
もっとも、私は街宣車から流れるスピーカーの声の内容にはほとんど興味がありません。
しかし、そこから見えるものは多いです。
特に重要なのは、近隣住民への配慮。
拡声器の音量は候補者ごとに少し違います。ただ自分の名前を覚えて貰いたい一心の候補者は、拡声器を最大音量で鳴らします。防音設備の整ったオフィス街では効率が悪いので、防音性能が劣る一般住宅地を集中攻撃しているようです。そして、自分の名前をひたすら連呼し、「平和」や「福祉」といった聞こえの良いセリフを飛ばします。
それに対し、少しでも気配りのある候補者は、住宅地を通るときには音量を抑え、自分の主張を端的に述べ、長居はしません。
さらに、運転マナーにも注目したいです。
ある政党は弱者保護を掲げ、高齢者医療費を削減する与党を非難している最中に、腰を曲げてゆっくり歩いているおばあさんのすぐ横を減速せずに通り抜け、そのご老人は転倒。後部座席にいた人は後ろを向いていたので、それに気付いているはずなのに、その街宣車は走り去って行った。
後日、上に挙げた政党から「庶民の敵」と言わんばかりに攻撃されていた政党の街宣車は、私が横断歩道ではない場所で道を渡ろうとすると、車を止め、私に先に渡らせてくれました。
選挙では、各候補者は自分が当選するために活動します。選挙活動では「自分の当選」は高い優先順位にあります。そして、候補者は全員「市民のため」に議員になると主張します。
しかし、選挙活動を眺めると、「自分の当選」が最優先の候補者と、市民第一で活動するという意思を持つ候補者がくっきりと分かれるような気がします。
ブログ「選挙と騒音」
日本の選挙の特異性を指摘。海外の選挙は静かだそうです。